『ただしい人類滅亡計画 反出生主義をめぐる物語』(品田遊) イースト・プレス
 発売:2021年08月07日 価格:1,760円(税込)

品田遊さんの約3年ぶりとなる小説『ただしい人類滅亡計画 反出生主義をめぐる物語』(イーストプレス)が8月7日に刊行されます。
品田さんにとって3作目の小説となる本作。しかし「品田遊」というのは小説執筆のときの筆名で、彼にはもうひとつ別の顔があります。
“ゆるく笑えるWEBメディア”として人気の「オモコロ」の運営や、Twitterを中心に“話題となる面白い広告コンテンツ”の制作などを手掛けるWEB制作会社「バーグハンバーグバーグ」に在籍するライター「ダ・ヴィンチ・恐山」として文筆から編集、WEBコンテンツのディレクション、漫画、漫画原作など幅広いジャンルで活躍するクリエーターなのです。
デビュー作『止まりだしたら走らない』で東京都を横断する電車・中央線車内を舞台に、さまざまな人の個人的な問題を炙り出してみせ、続く『名称未設定ファイル』では現代のインターネット事情をさまざまな表現方法で描いた彼が、本作で選んだテーマは「突如降臨した魔王と、集められた10人の人間による話し合い」!?

【あらすじ】

〈世界人口78億人突破!〉どう滅ぼすか、みんなで一緒に考えよう!!!!!!
全能の魔王が現れ、10人の人間に「人類を滅ぼすか否か」の議論を強要する。結論が“理”を伴う場合、それが実現されるという。人類存続が前提になると思いきや、1人が「人類は滅亡すべきだ」と主張しはじめ、議論は思いもよらぬ方向へと進んでいく……。

【目次】

第1話 魔王の出生/第2話 魔王の使命/第3話 人類滅亡会議/第4話 ハエが浮かんだスープ/第5話 追加ルール/第6話 「反出生主義」という道徳/第7話 未来に生まれてくる子どもたち/第8話 苦痛のリボルバー/第9話 野良猫とナチス/第10話 出生はギャンブルか否か/第11話 無から有を生み出す罪/第12話 善悪を俯瞰する/第13話 質疑応答/第14話 道徳の深淵へ/第15話 「有」と「無」の道徳的比較/第16話 神は過ちを犯したのか/第17話 わたしという世界/第18話 人は道徳のために生きているのか/第19話 議論の終わり/第20話 魔王との対面/第21話 ただしい人類滅亡計画

【著者プロフィール】

東京都出身。2009年より「ダ・ヴィンチ・恐山」名義でTwitterを中心に活動を開始。2015年に『止まりだしたら走らない』で小説家デビュー。その他の著書に『名称未設定ファイル』がある。2016年に株式会社バーグハンバーグバーグ入社。「オモコロ」などの幅広い媒体でライターとしても活動中。

※本稿は、下記のプレスリリースを参考に作成いたしました。
ダ・ヴィンチ・恐山が小説家として帰還!『ただしい人類滅亡計画 反出生主義をめぐる物語』刊行決定&予約開始!|株式会社イースト・プレスのプレスリリース
(Visited 410 times, 1 visits today)