『硝子の塔の殺人』(知念実希人) 実業之日本社
 発売:2021年07月30日 価格:1,980円(税込)

雪深き森で、燦然と輝く硝子の塔。ミステリを愛する大富豪の呼びかけで、刑事、霊能力者、小説家、料理人など一癖も二癖もあるゲストたちが招かれた、地上11階・地下1階、唯一無二の美しく巨大なその尖塔で次々と起こる惨劇。謎を追うのは名探偵・碧月夜と医師・一条遊馬――。現役医師作家として医療ミステリで高い人気を誇る著者が、子供時代から親しんできた本格ミステリに初挑戦した長編作品。散りばめられた伏線、読者への挑戦状、そして驚愕のラストまでを圧倒的なリーダビリティで読ませる、著者にも和製本格ミステリ・ジャンルにとっても新たなる代表作と言える作品の誕生だ。

【著者プロフィール】

1978年、沖縄県生まれ。高校生のときに作家・鮎川哲也が編者を務める公募アンソロジー『本格推理』に本名で投稿し、掲載される。2004年に医師国家試験に合格し、医師として勤務する傍ら本格的に執筆活動を始め、2011年に「第4回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」を受賞し、改題の上『誰がための刃 レゾンデートル』で翌年デビュー。代表作に「天久鷹央の推理カルテ」シリーズ、「仮面病棟」シリーズ、また近著に『傷痕のメッセージ』など。

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