『滅茶苦茶』(染井為人) 講談社
 発売:2023年05月10日 価格:1,980円(税込)

最悪だ。もう逃げ場がない――。仕事は順調、東京でシングライフを謳歌する30代女性が始めた不穏な恋愛。下校中、不良に堕ちた元級友に再会した、とある北関東の高校生。老朽化したラブホテルを継ぐが経営不振に陥った静岡県在住の中年男。刹那な現代をサバイブしながらも、孤独を胸底に抱える者たちの欲望に駆られた出会いは、彼らをまっさかさまに谷底に突き落とす。

【著者プロフィール】

1983年、千葉県生まれ。芸能プロダクションにて、マネージャーや舞台などのプロデューサーを務めたのち、2017年に「第37回横溝正史ミステリ大賞」優秀賞を受賞し、受賞作『悪い夏』を刊行。2020年刊行の『正体』が2022年にドラマ化されている。その他の著書に『正義の申し子』『震える天秤』『海神』、近著に『鎮魂』がある。

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