発売:2023年09月21日 価格:1,980円(税込)
閑静な別荘地で起きた連続殺人事件。愛する家族が奪われたのは偶然か、必然か。残された人々は真相を知るため「検証会」に集う。そこに現れたのは、長期休暇中の刑事・加賀恭一郎。私たちを待ち受けていたのは、想像もしない運命だった。――1986年の著者デビュー第2作『卒業』から続く「加賀恭一郎」シリーズ最新作。
【著者プロフィール】
1958年、大阪府生まれ。1985年に『放課後』で「第31回江戸川乱歩賞」を受賞しデビュー。1999年『秘密』で「第52回日本推理作家協会賞」を、2006年には『容疑者Xの献身』で「第134回直木賞」と「第6回本格ミステリ大賞」を受賞。以降も2012年には『ナミヤ雑貨店の奇蹟』で「第7回中央公論文芸賞」、2013年『夢幻花』で「第26回柴田錬三郎賞」、2014年『祈りの幕が下りる時』で「第48回吉川英治文学賞」を受賞し、2019年に「第1回野間出版文化賞」を受賞した。『容疑者X~』を代表とする「ガリレオ」シリーズのほか、『新参者』として映像化された「加賀恭一郎」シリーズ、2度の映画化が行われた「マスカレード」シリーズなど多数の人気シリーズを持つ。そのほか『秘密』『白夜行』『流星の絆』『ナミヤ雑貨店の奇跡』『危険なビーナス』など映像化作品だけでも枚挙にいとまがない。近著に『魔女と過ごした七日間』『マスカレード・ゲーム』『透明な螺旋』『白鳥とコウモリ』などがある。