『ひとつの祖国』(貫井徳郎) 朝日新聞出版
 発売:2024年05月07日 価格:2,530円(税込)

第二次大戦後に分断され、再びひとつの国に統一された日本。だが東西の格差は埋まらず、東日本の独立を目指すテロ組織が暗躍し……。意図せずテロ組織と関わることになった一条昇と、その幼馴染で自衛隊特務連隊に所属する辺見公佑の2人。社会派エンターテインメント巨編。

【著者プロフィール】

1968年、東京都生まれ。1993年、「第4回鮎川哲也賞」の最終候補作となった『慟哭』でデビュー。2010年に、『乱反射』で「第63回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)」を、『後悔と真実の色』で「第23回山本周五郎賞」をそれぞれ受賞している。映像化作品も多数あり、2017年には『愚行録』の映画化と、1995年の『失踪症候群』から始まる代表作「症候群」シリーズが『犯罪症候群』のタイトルで2度にわたり連続ドラマ化されている。その他の著書に『修羅の終わり』『転生』『プリズム』『被害者は誰?』『悪党たちは千里を走る』『罪と祈り』『悪の芽』『邯鄲の島遥かなり』『紙の梟 ハーシュソサエティ』、近著に『龍の墓』などがある。

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