『ペッパーズ・ゴースト』(伊坂幸太郎) 朝日新聞出版
 発売:2021年10月01日 価格:1,870円(税込)

中学校の国語教師・檀千郷(だんちさと)には、ある条件下で他人の明日の体験が少しだけ見えるという不思議な力があった。あるとき檀は、受け持ちの女子生徒から自作の小説原稿を渡される。その小説の中では、猫を愛する奇妙な2人組・ネコジゴハンターが大暴れしていた。ネコジゴハンターとは何か。父の言葉、悲観と楽観、猫と野球……檀が「サークル」に関わるにつれ、物語は加速していく。最新著作『逆ソクラテス』より1年半ぶり、長編小説としては『クジラアタマの王様』より2年3か月ぶりとなる一大エンタテインメント作品。小説を読む楽しさ、面白さに満ちながら、うつむく人を明るいほうへとそっと連れ出す、作家生活21年目の集大成だ。初回版のみ限定ポストカード付。

【著者プロフィール】

1971年、千葉県生まれ。2000年『オーデュボンの祈り』で「第5回新潮ミステリー倶楽部賞」を受賞しデビュー。また1996年には「第13回サントリーミステリー大賞」佳作受賞作が、改題のうえ『陽気なギャングが地球を回す』として刊行されている。2004年に『アヒルと鴨のコインロッカー』で「第25回吉川英治文学新人賞」、2008年に『ゴールデンスランバー』で「第5回本屋大賞」と「第21回山本周五郎賞」、2020年には『逆ソクラテス』で「第33回柴田錬三郎賞」など、多数の賞を受賞。著作は数多く映像化もされている。その他の著書に『魔王』『重力ピエロ』『ガソリン生活』『AX』『ホワイトラビット』『フーガはユーガ』『シーソーモンスター』『クジラアタマの王様』など。

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