『ヌシ: 神か妖怪か』(伊藤龍平) 笠間書院
 発売:2021年08月12日 価格:1,760円(税込)

ヌシ(主)とは長いあいだ一箇所に棲み続けて、巨体になった生物のこと。川や湖、池、沼、深山幽谷、古城廃屋など、日本各地に棲む龍、大蛇、蜘蛛など様々なヌシを取り上げ、伝承や文献などの資料を交えて考察。人とヌシとのつきあい、ヌシの種類、ヌシの行動、ヌシの社会、ヌシと文芸、現代のヌシなど、多角的な視点から「日本のヌシ」に迫った1冊。

【著者プロフィール】

1972年、北海道生まれ。台湾・南台科技大学助理教授を経て、現在、國學院大学准教授。専攻は伝承文学。著書に『江戸の俳諧説話』『ツチノコの民俗学』『江戸幻獣博物誌』『ネットロア』『現代台湾鬼譚』(謝佳静との共著)『何かが後をついてくる』『怪談おくのほそ道』『棗と石榴』(葉蓁蓁との共訳)『恋する赤い糸』(陳卉如との共著)など。

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