今日は本格ミステリの新刊をお知らせしたいなと思っております。

こないだ「王様のブランチ」でもやっていた『兇人邸の殺人』(今村昌弘著)です。『屍人荘の殺人』シリーズですね。

『兇人邸の殺人』 (今村昌弘著)

こちらの第三弾が出ておりまして、当店にもあるんですけれども、面白かったです。

(ポップに)書いた通りなんですが、今回はですね、最初から斑目機関に関係する兇人邸に潜入する話なんですけど、比留子さんはちょっと違う場所にいてですね、葉村くんが頑張った回だなと思いました。

私も見事に、ちょっと怪しい人に引っかかってしまったので、ひっかけのつもりで今村先生が書いたと思われる登場人物がいるんですけど、屍人荘では”アレ”が出て、今回は”アレ”が出てくるんですけど、それ言っちゃつまんないんで、読んでいただきたいなと思います。

本格ミステリは、トリックとか建物とかいろんな縛りがあって、クローズドサークルを作者の方がどうやって作ろうかっていうところに苦労が見えて、すごい面白いんです。

本格ミステリの楽しみ方を、私はこの作品でわかった気がするので、みなさんもこれを機に、本格ミステリ苦手だなという人も、ぜひ読んでいただければいいなと思います。すごく面白いです。

『硝子の塔の殺人』(知念実希人著)

そしてですね、すごく面白いのがもう一作ありましてですね。
知念実希人先生の『硝子の塔の殺人』。こちらも本格ミステリですね。

知念先生がこんなに分厚い力作を作られたんですけれども、いろんな作家さんがずらっといっぱい出てきて、本格ミステリファンにはたまらない、リスペクト感が満載な作品なんです。

トリックも面白いですし、後半ガラッと変わるんですよ。

このままこういう感じでいくのかなと思ったらガラッと変わって、何重にも楽しめるので、よくできてるなあと思いました。これも、すごい面白いです。

私は(『兇人邸の殺人』と)連続で読んだんですけども、ジャンルは同じですけど、それぞれが違うので、連続で読んでも面白いかと思います。

両方ともいいよ! 両方とも買って読んだ方がいいよ! っていう話で。夢中で読んだっていうのはウソではないので、ぜひ、よろしくお願いします。

今回は本格ミステリ新刊のご案内でした。

ばいば~い

※明正堂アトレ上野店では、サイン本の電話による取り置き、配送は行っていません。ご注意ください。

今回取り上げた作品

『兇人邸の殺人』(今村昌弘著)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refISBN=978-4-488-02845-9&refHpStenhnbCode=93497

『硝子の塔の殺人』(知念実希人著)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refISBN=978-4-408-53787-0&refHpStenhnbCode=93497

明正堂書店

アトレ上野内 JR上野駅中央改札を出てみどりの窓口を右折

https://www.meishodo.co.jp/

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