東急文化村(東京・渋谷)が主催するBunkamura ドゥマゴ文学賞は、冬森 灯氏による書き下ろしWEB小説『うつくしき一皿』の続編を2022 年5 月26 日よりホームページで公開しています。
Bunkamura ドゥマゴ文学賞は、賞の発表以外にも、季刊誌の発行や、イベントの開催など、文学と触れ合う機会を作る企画をされているのですね。
冬森 灯が描く、“心をみたす”芸術と食の話
Bunkamura ドゥマゴ文学賞では、文化・芸術体験と食をテーマにした、書き下ろしWEB 小説『うつくしき一皿』の続編をホームページにて公開。
昨年秋に実施したBunkamura のシーズンイベント『Bunka 祭2021』のために書き下ろした2 篇が好評につき、続編の制作が決定。新作4 篇を2022 年5月26 日から2023 年2 月にかけて順次公開。
著者は、第1 回おいしい文学賞(ポプラ社)にて最終候補に選出され、心あたたまる物語とおいしい描写で注目を集める冬森 灯(ふゆもり とも)氏。キッチンカーとサーカステントの移動式「ビストロつくし」を舞台に、作中には、味や香り豊かな料理の数々が登場。主人公たちが触れる音楽や演劇、映画、美術、ミュージカル、能といった芸術による情動と共に、冬森氏が緻密に描き魅せます。
それぞれの人生を送る主人公たちは、気持ちのやり場を失い、迷い憂う時、「ビストロつくし」にたどり着き、なにかに出逢い、変化していきます。
芸術を通して感じる喜びや感動と、おいしい料理を味わう時の幸福感の相乗効果は、人生に彩りを与えてくれます。複合文化施設であるBunkamura ならではの文学作品を通じて、良質な文化・芸術体験とおいしい料理を味わう、“心をみたす瞬間”をWEB 小説でお楽しみください。
【書き下ろしWEB 小説『うつくしき一皿』概要】
タイトル:『うつくしき一皿』
著者:冬森 灯(ふゆもり とも)
URL:https://www.bunkamura.co.jp/bungaku/tsukushi/
公開:2022 年5 月26 日より
新作 Ⅲ.「シュヴァリエのクラージュ~地鶏のコンフィ~」を公開(2021 年公開のⅠ.「ヴィルトゥオーゾのカプリス ~真鯛のグリエ、アメリケーヌソース~」、Ⅱ.「マエストロのプレジール ~仔牛のポワレ、パレット仕立て~」も再掲)
全6 篇(順次新作を公開、2023 年2 月に最終回を公開予定)
あらすじ:キッチンカーとサーカステントの移動式「ビストロつくし」。ギャルソンと本格的な腕前のシェフが客を迎える、少し不思議で、あたたかい空間です。それぞれの人生を送る客たちは、気持ちのやり場を失い、迷い憂う時、「ビストロつくし」にたどり着き、ここでなにかに出逢い、変化していきます。「ビストロつくし」で味わう、世界で一番おいしい料理とは…?
【著者プロフィール】
冬森 灯 (ふゆもり とも)
第1 回おいしい文学賞(ポプラ社)にて最終候補。2020 年『縁結びカツサンド』にてデビュー。他の著書にキリンビール公式note×ポプラ社とコラボした『うしろむき夕食店』がある。