発売:2023年03月17日 価格:1,980円(税込)
AIによる監視システムが強化された日本。指名手配犯捜しのスペシャリストだった元刑事が殺された。「あたしなりに推理する。その気があるなら、ついてきて」不思議な女性・円華に導かれ、父を亡くした少年の冒険が始まる。――1985年に『放課後』でデビューし、昨年映画最新作が公開された「ガリレオ」シリーズをはじめとする大人気作を多数発表してきた著者の100作目となる作品。本作も、2018年に映画化された『ラプラスの魔女』のシリーズ第3作!
【著者プロフィール】
1958年、大阪府生まれ。1985年に『放課後』で「第31回江戸川乱歩賞」を受賞しデビュー。1999年『秘密』で「第52回日本推理作家協会賞」を、2006年には『容疑者Xの献身』で「第134回直木賞」と「第6回本格ミステリ大賞」を受賞。以降も2012年には『ナミヤ雑貨店の奇蹟』で「第7回中央公論文芸賞」、2013年『夢幻花』で「第26回柴田錬三郎賞」、2014年『祈りの幕が下りる時』で「第48回吉川英治文学賞」を受賞し、2019年に「第1回野間出版文化賞」を受賞した。『容疑者X~』を代表とする「ガリレオシリーズ」のほか、『新参者』として映像化された「加賀恭一郎シリーズ」、昨秋2作目の映画が公開された「マスカレードシリーズ」など多数の人気シリーズを持つ。そのほか『秘密』『白夜行』『流星の絆』『ナミヤ雑貨店の奇跡』『危険なビーナス』など映像化作品だけでも枚挙にいとまがない。近著に『マスカレード・ゲーム』『透明な螺旋』『白鳥とコウモリ』『ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人』など。