話題のトピックを紹介する「ナニヨモトレンド」のコーナーです。

藤井聡太が、現在の将棋界の最高峰である竜王戦七番勝負で勝利し、史上最年少で四冠を達成して、話題になっています。話題になっているけれど、将棋の世界のことはあまり知らないという方も多いのではないでしょうか。

今回は、そんな将棋の世界に触れることが出来る小説をご紹介します。

将棋の世界に触れられる3冊の小説

1冊目は、橋本長道の『サラの柔らかな香車』です。

橋本長道は、プロ棋士を養成する機関である、新進棋士奨励会に所属していました。

本作は、橋本長道の小説家としてのデビュー作で、将棋ペンクラブが主催する第24回将棋ペンクラブ大賞の文芸部門の大賞にも選ばれました。

本作の将棋界の描写には、プロ棋士を目指していた作者ならではのリアリティがあります。

2冊目は、柚月裕子の『盤上の向日葵』です。

本作は、プロ棋士志望だった新米刑事を含む2人の刑事による事件の捜査と、実業家からプロ棋士に転身した青年の物語が同時に描かれるミステリー小説です。

2019年には、千葉雄大主演でTVドラマ化もされました。

最後は、綾崎隼の『盤上に君はもういない』です。

本作は、初の女性プロ棋士を目指す2人の若者のお話です。

将棋と向き合う青春を味わってみては、いかがでしょう。

小説で、将棋の世界に触れてみませんか。

(Visited 506 times, 1 visits today)