『龍の墓』(貫井徳郎) 双葉社
 発売:2023年11月22日 価格:1,870円(税込)

東京都町田市郊外で身許不明の焼死体が発見された。殺人事件として捜査本部が設置され、所轄の女刑事・保田真萩は警視庁捜査一課の南条と組んで聞き込みを開始する。その後、被害者の身許が判明したものの、事件解決に繋がる糸口を摑めぬまま、都内で第二の事件が発生。すると人気VRゲーム《ドラゴンズ・グレイブ》と関連づける書き込みがネット上で散見され始め――。ネット上で囁かれる噂は本当なのか、そして犯人の狙いとは!? VR機器が日常に浸透した日本を舞台に描く、渾身の長編本格ミステリ。

【著者プロフィール】

1968年、東京都生まれ。1993年、「第4回鮎川哲也賞」の最終候補作となった『慟哭』でデビュー。2010年に、『乱反射』で「第63回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)」を、『後悔と真実の色』で「第23回山本周五郎賞」をそれぞれ受賞している。映像化作品も多数あり、2017年には『愚行録』の映画化と、1995年の『失踪症候群』から始まる代表作「症候群」シリーズが『犯罪症候群』のタイトルで2度にわたり連続ドラマ化されている。その他の著書に『修羅の終わり』『転生』『プリズム』『被害者は誰?』『悪党たちは千里を走る』『罪と祈り』『悪の芽』『邯鄲の島遥かなり』、近著に『紙の梟 ハーシュソサエティ』などがある。

(Visited 48 times, 1 visits today)