発売:2021年06月16日 価格:1,815円(税込)
昨年来のコロナ禍で、いまなお東京を中心に続く「緊急事態宣言下」。それをキーワードに芥川賞作家・金原ひとみ、直木賞作家・真藤順丈、東山彰良、昨年芥川賞候補となったクリープハイブのヴォーカリスト尾崎世界観、歌人として活動する瀬戸夏子ら5人の作家が、日本の現在を生きる人々を描いたアンソロジー。
【著者プロフィール】
金原ひとみ/1983年、東京都生まれ。2003年『蛇にピアス』で「第27回すばる文学賞」を受賞しデビュー。翌年同作で「第130回芥川賞」を受賞。
真藤順丈/1977年、東京都生まれ。2008~2009年に4つの文芸新人賞を受賞し、2008年に『地図男』でデビュー。2018年の『宝島』で、同年に「第9回山田風太郎賞」、翌年に「160回直木賞」を受賞。
東山彰良/1968年、台湾生まれ。2002年に「第1回『このミステリーがすごい!』大賞」銀賞及び読者賞を受賞し、翌年受賞作『逃亡作法 TURD ON THE RUN』でデビュー。2015年『流』で「第153回直木賞」を受賞。
尾崎世界観/1984年、東京都生まれ。クリープハイプのヴォーカル&ギターとして2010年にメジャーデビュー。2016年『祐介』で作家デビュー。2020年に発表した『母影』が「第164回芥川賞」候補となる。
瀬戸夏子/1985年生まれ。2005年より歌人として活動をはじめ、2012年に第一歌集『そのなかに心臓をつくって住みなさい』を発表。2021年に初の中編小説作品『ウェンディ、才能という名前で生まれてきたかった?』を発表。