『十五光年より遠くない』(新馬場新) 小学館
 発売:2023年12月18日 価格:946円(税込)

2025年。人類観測史上最大規模の太陽フレアが発生、突然の磁気嵐が地球を襲った。その影響で起こった大規模停電により、日本は通信、インフラがストップする異常事態に陥る。その日、東京・渋谷で偶然初恋の女性・水星と再会した元自衛官の陸は、水星の妹・金星から大規模停電の理由と、「ある事実」を知らされる。文明が停止し、パニックに陥る東京――そんな状況下で、かつての想い人の命と、東京に危機が迫っていた。情報、交通手段、手助けなし。出会ったばかりの金星と陸、たった二人の任務が始まった。

【著者プロフィール】

1993年、神奈川県生まれ。2020年に「第3回文芸社文庫NEO小説大賞」大賞受賞作『月曜日が、死んだ。』でデビュー。2021年には「第16回小学館ライトノベル大賞」優秀賞を受賞し、2022年に受賞作『サマータイム・アイスバーグ』を刊行している。その他の著書に『町泥棒のエゴイズム』『グッバイ、マスターピース』、近著に『沈没船で眠りたい』がある。

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