『夜しか泳げなかった』(古矢永塔子) 幻冬舎
 発売:2024年07月18日 価格:1,760円(税込)

「私が死ぬまでの一年間、くそみたいなこの世界に八つ当たりするのに付き合ってくれない?」――中高生に人気のベストセラー小説『君と、青宙遊泳』。それは、高校教師・卯之原朔也がかつて封印した物語に酷似していた。今は亡き高校の同級生・日邑千陽と過ごした7年前の夏――あれは「僕たちだけの物語」だったはずなのに。覆面作家ルリツグミの正体を探る卯之原の前に、当の本人が転校生として現われる。乾ききった心を潤す、書き下ろし長篇小説。

【著者プロフィール】

1982年、青森県生まれ。小説投稿サイトに発表した「恋に生死は問いません。」を改稿・改題した『あの日から、君とクラゲの骨を探してる。』で2018年にデビュー。2019年に「七度洗えば、こいの味」で「第1回日本おいしい小説大賞」を受賞し、『七度笑えば、恋の味』と改題し刊行。その他の著書に『今夜、ぬか漬けスナックで』『今日、君と運命の恋に落ちないために』『ずっとそこにいるつもり?』、近著に『初恋食堂』がある。

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