『常盤団地の魔人』(佐藤厚志) 新潮社
 発売:2024年07月31日 価格:1,870円(税込)

今野蓮は喘息持ちの小学生。3年生にあがると友だちができ、やがて悪ガキ軍団に組み込まれていく。宿敵・管理人との対決、雑木林のひょうたん池の謎、捨て犬失踪事件、テレビゲーム禁止令……。誰もが経験した小さな冒険を経て、気弱な少年は成長していく。『荒地の家族』で芥川賞を受賞した期待の新鋭による受賞後第一作。

【著者プロフィール】

1982年、宮城県生まれ。2017年に「蛇沼」で「第49回新潮新人賞」を受賞してデビュー。2020年には「境界の円居」で「第3回仙台短編文学賞」大賞を受賞している。2021年に「第34回三島由紀夫賞」候補となった『象の皮膚』を初の単行本として上梓。2023年に『荒地の家族』で「第168回芥川賞」を受賞した。

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