『みずもかえでも』(関かおる) KADOKAWA
 発売:2024年09月28日 価格:1,925円(税込)

落語好きの父に連れられ寄席に通うなか「演芸写真家」という仕事を知った宮本繭生は、真嶋光一に弟子入りを願い出る。真嶋は「遅刻をしないこと」「演者の許可なく写真を撮らないこと」を条件に聞き入れるが、ある日、繭生は高まる衝動を抑えきれず、落語家・楓家みず帆の高座中にシャッターを切ってしまう。繭生は規則を犯したことを隠したまま演芸写真家の道を諦める。あれから4年。ウエディングフォトスタジオに勤務する繭生のもとに現れたのは、あのみず帆だった……。

【著者プロフィール】

1998年、東京都生まれ。本年、「第15回小説野性時代新人賞」を受賞し、受賞作である本作でデビュー。

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