『転がる検事に苔むさず』(直島翔) 小学館
 発売:2021年08月27日 価格:1,760円(税込)

夏の夜、若い男が鉄道の高架から転落し、猛スピードで走る車に衝突した。自殺か、他殺か。戸惑う所轄署の刑事課長は、飲み仲間である検事・久我周平に手助けしてほしいと相談を持ちかける。自殺の線で遺書探しに専念するが、このセールスマンの周辺には灰色の影がちらついた。ペーパーカンパニーを利用した輸入外車取引、ロッカーから見つかった麻薬と現金――死んだ男は何者なのか。交番巡査、新人の女性検事とともに真相に迫る。「第3回警察小説大賞」受賞作の書籍化。

【著者プロフィール】

1964年生まれ。新聞社勤務。社会部時代に東京地検を担当した経験を生かした本作で、2021年「第3回警察小説大賞」を受賞しデビュー。

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