『うちら、まだ終わってないし』(宮津大蔵) 祥伝社
 発売:2021年11月12日 価格:770円(税込)

「私たちはもう、“夢の国の住人”なんかじゃない」歌劇団を退団後、シングルマザーとなっていたアラフィフの元男役・ポロは、舞台のプロデュースを決意する。集めたのは、歌劇団時代に0番(舞台中央位置)を務めたスターではなく、個性光るバイプレイヤーたち。だが素人プロデューサーの前には次々と難題が。あがきながら懸命に走り続けた彼女たちが、晴れ舞台から見た景色とは――。小説家デビュー作『ヅカメン! お父ちゃんたちの宝塚』で、宝塚歌劇団を支えた男性たちの奮闘を描き好評を博した著者による、痛快な演劇エンタテインメント小説。

【著者プロフィール】

桐蔭横浜大学スポーツ健康政策学部教授。特別支援学級をはじめ、小学校教諭として27年間勤務。その後、桐蔭横浜大学准教授を経て現職。児童向け読み物2014年の『ヅカメン! お父ちゃんたちの宝塚』(廣済堂出版)で小説家デビュー。近著に『ワイルドでいこう 疾走する車いす』『涙あふれて As Tears Go by』など。

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