『休館日の彼女たち』 筑摩書房
発売:2023年03月20日 価格:1,540円(税込)
発売:2023年03月20日 価格:1,540円(税込)
幼少期のとあるできごとをきっかけに、他人からは見えない黄色いレインコートに身を包み、傷つくことも傷つけることもない世界を築いていたホラウチリカ。ある日、大学の恩師から紹介された仕事は古代ローマの女神像の話し相手だった――。2000年近い時を生きてきた無機物のはずのヴィーナス像と心を通わせた(?)ことで、リカの世界は大きく変わっていく。
【著者プロフィール】
1988年、長野県生まれ。2020年『空芯手帳』で「第36回太宰治賞」を受賞しデビュー。同作は世界13か国語での翻訳が進行中で、特に2022年8月に刊行された英語版(『Diary of a Void』)は、ニューヨーク・タイムズやニューヨーク公共図書館が今年の収穫として取り上げるなど話題を呼んでいる。
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