『コメンテーター』(奥田英朗) 文藝春秋
 発売:2023年05月11日 価格:1,760円(税込)

低視聴率にあえぐワイドショーのスタッフの圭介は、母校のつてで美人精神科医をコメンテーターとしてスカウトしようとする。が、行き違いから伊良部とマユミが出演することに。案の定、ふたりは放送事故寸前のコメントを連発するが、それは暴言か、はたまた金言か!? トンデモ精神科医・伊良部一郎を主人公とした、直木賞受賞、シリーズ累計290万部の大人気シリーズ最新刊がついに登場!

【著者プロフィール】

1959年、岐阜県生まれ。1997年に『ウランバーナの森』でデビュー。第2作の『最悪』で注目を集め、2002年に『邪魔』で「第4回大藪春彦賞」を受賞。2002年の『イン・ザ・プール』からはじまる精神科医・伊良部一郎を主人公とした代表作シリーズの第2作となる『空中ブランコ』で2004年に「第131回直木賞」を受賞。また2007年に『家日和』で「第20回柴田錬三郎賞」を、2009年には『オリンピックの身代金』で「第43回吉川英治文学賞」をそれぞれ受賞している。主な著書に『ナオミとカナコ』『向田理髪店』『ヴァラエティ』『罪の轍』『コロナと潜水服』、近著に『リバー』などがある。

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