『百鬼大乱』(真保裕一) 講談社
 発売:2023年08月23日 価格:1,980円(税込)

応仁の乱に先駆けること13年、鎌倉公方が関東管領を殺害。血みどろの戦国時代が幕を開ける。将軍への野心を抱く鎌倉公方。ついに足利義教の討伐を受け、断絶。乱れた関東を治めるため新たな公方が選ばれるも、管領上杉家と軋轢が続く。意地と誇りがぶつかり合い、関東を二分する戦いとなる。命がけで公方を守る簗田持助。上杉を支える太田道灌。両者の才知をつくした戦いを活写する歴史巨編。知られざる関東の戦国が今、明らかになる。

【著者プロフィール】

1961年、東京都生まれ。1991年『連鎖』で「第37回江戸川乱歩賞」を受賞し作家デビュー。1996年『ホワイトアウト』で「第17回吉川英治文学新人賞」、1997年に『奪取』で「第10回山本周五郎賞」及び「第50回日本推理作家協会賞長編部門」、2006年『灰色の北壁』で「第25回新田次郎文学賞」を受賞。近著に『英雄』『真・慶安太平記』『シークレット・エクスプレス』などがある。

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