『警官の道』(呉勝浩、下村敦史、長浦京、中山七里、葉真中顕、深町秋生、柚月裕子) KADOKAWA
 発売:2021年12月20日 価格:1,870円(税込)

本年公開された映画第2弾『孤狼の血 LEVEL2』も大きな話題を集めた柚月裕子ほか、次世代ミステリ作家たちによる書き下ろし警察小説を集めた1冊。――刑事事件化されなかった交通事故に隠された真実(葉真中顕「上級国民」)/東京オリンピックの裏で起きた悲劇。「刑事犬養」シリーズ新作(中山七里「許されざる者」)/街で頻出する落書き犯の驚愕の意図(呉勝浩「Vに捧げる行進」)/バディを組む上野署の刑事が抱える秘密(深町秋生「クローゼット」)/性犯罪の捜査に乗り出した女刑事が見たもの(下村敦史「見えない刃」)/半グレたちのトラブルに巻き込まれた謎の女(長浦京「シスター・レイ」)/ヤクザに憧れ事務所に出入りする少年が目指すもの。『孤狼の血』スピンオフ(柚月裕子「聖」)――全7作品収録。

【著者プロフィール】

呉勝浩/1981年、青森県出身。2015年に『道徳の時間』でデビュー。近著に『おれたちの歌をうたえ』『スワン』『バッドビート』など。

下村敦史/1981年、京都府生まれ。2014年に『闇に香る嘘』でデビュー。近著に『アルテミスの涙』『白医』『ヴィクトリアン・ホテル』など。

長浦京/1967年、埼玉県生まれ。2012年『赤刃』でデビュー。そのほかの作品に『リボルバー・リリー』『マーダーズ』、近著に『アンダードッグス』など。

中山七里/1961年、岐阜県生まれ。2010年に『さよならドビュッシー』でデビュー。近著に『嗤う淑女 二人』『能面検事の奮迅』など。

葉真中顕/1976年、東京都生まれ。2010年に『ライバル おれたちの真剣勝負』(はまなかあき名義)でデビュー。近著に『灼熱』『そして、海の泡になる』など。

深町秋生/1975年、山形県出身。2005年に『果てしなき渇き』でデビュー。代表作に『アウトバーン 組織犯罪対策課 八神瑛子』『ヘルドッグス 地獄の犬たち』、近著に『煉獄の獅子たち』など。

柚月裕子/1968年、岩手県生まれ。2009年に『臨床真理』でデビュー。代表作に『孤狼の血』、近著に『ミカエルの鼓動』『盤上の向日葵』など。

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