『日本SFの臨界点 新城カズマ 月を買った御婦人』(新城カズマ) 早川書房
 発売:2021年07月14日 価格:1,144円(税込)

19世紀後半のメキシコを舞台に『竹取物語』の翻案が繰り広げられる歴史改変SFである表題作をはじめ、情報技術の未来を疾駆するポストサイバーパンクSFや青春小説など10篇を収録。青春時間SFの傑作『サマー/タイム/トラベラー』の著者が発表してきた短篇小説をSF作家・伴名練が3万字にも及ぶ解説とともに編集した作品集だ。

【著者プロフィール】

柳川房彦名義でグランドマスターをつとめたメイルゲーム「蓬莱学園」ワールドを小説化した『蓬莱学園の初恋!』で1991年に小説家デビュー。2005年刊行の『サマー/タイム/トラベラー』(ハヤカワ文庫JA)で「第27回星雲賞日本長編部門」を受賞した。その他の著作に『15×24』 、『島津戦記』など。

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