『二人キリ』(村山由佳) 集英社
 発売:2024年01月26日 価格:2,310円(税込)

その女は愛する男を殺し、陰部を切り取り逃亡した――脚本家の吉弥は、少年時代に昭和の猟奇殺人として知られる「阿部定事件」に遭遇。以来、ゆえあって定の関係者を探し出し、証言を集め続けてきた。定の幼なじみ、初めての男、遊郭に売った女衒、更生を促した学校長、被害者の妻、そして、事件から三十数年が経ち、小料理屋の女将となっていた阿部定自身……。それぞれの証言が交錯する果てに、定の胸に宿る“真実”が溢れだす。

【著者プロフィール】

1964年、東京都出身。1993年に「春妃〜デッサン」で「第6回小説すばる新人賞」を受賞。1994年に、改題のうえ『天使の卵―エンジェルス・エッグ』を刊行し本格的に活動を開始。2003年に『星々の舟』で「第129回直木賞」を受賞。2009年には『ダブル・ファンタジー』が「第4回中央公論文芸賞」、「第16回島清恋愛文学賞」、「第22回柴田錬三郎賞」のトリプル受賞を果たした。2021年『風よ あらしよ』が「第55回吉川英治文学賞」を受賞している。近著に『ロウ・アンド・ロウ』『ある愛の寓話』『星屑』『てのひらの未来』などがある。

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