『ジェンダー・クライム』(天童荒太) 文藝春秋
 発売:2024年01月15日 価格:1,870円(税込)

性にまつわる犯罪……ジェンダー・クライムは連鎖する――土手下に転がされていた男性の遺体。暴行の痕が残る体には、メッセージが残されていた。「目には目を」なんと男の息子は、3年前に起きた集団レイプ事件の加害者だった――。次々現れる容疑者、そして新たな殺人。罪を償うべきは、あなたかもしれない。原点回帰にして、記念碑的作品!

【著者プロフィール】

1960年、愛媛県生れ。1986年に「白の家族」で「第13回野性時代新人文学賞」を受賞。映画の原作、脚本を手がけたのち、1993年に『孤独の歌声』が「第6回日本推理サスペンス大賞」優秀作となる。1996年に『家族狩り』で「第9回山本周五郎賞」を、2000年には『永遠の仔』で「第53回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)」を受賞。2009年に『悼む人』で「第140回直木賞」を受賞した。2013年には『歓喜の仔』で「第67回毎日出版文化賞」も受賞している。主な作品に『家族狩り』『あふれた愛』『静人日記』『ムーンナイト・ダイバー』『ペインレス』『巡礼の家』『迷子のままで』『包帯クラブ ルック・アット・ミー!』などがある。

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