『わたしは孤独な星のように』(池澤春菜) 早川書房
 発売:2024年05月09日 価格:2,310円(税込)

遠い未来のスペースコロニーで、亡くなった叔母の弔いを巡る情景を描いた表題作のほか、商業媒体やウェブ媒体で発表した池澤春菜のSF短編を集成。人間が異文化と接するときの情景や、未知なる動植物の生態をときにコミカルに、ときに抒情的に描き出す、全7編を収録したはじめての小説作品集。

【著者プロフィール】

1975年、ギリシア・アテネ生まれ。祖父は小説家・詩人の福永武彦、父は小説家・詩人・翻訳家の池澤夏樹。大学在学中に芸能活動をはじめる。1995年からは声優としての活動が本格化。1996年の『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』で大きな注目を集める。2009年ごろからは執筆活動にも力を注ぎ、2014年には初のエッセイ集『乙女の読書道』を刊行。2016年刊行の『SFのSは、ステキのS』が、2017年「第48回星雲賞ノンフィクション部門」を受賞している。2020年から2022年まで、第20代日本SF作家クラブ会長を務めた。海外文芸作品の翻訳も多数手がけている。近著に『SFのSは、ステキのS+』がある。

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