『たったひとつの冴えない復讐』(竹吉優輔) 講談社
 発売:2024年07月10日 価格:2,145円(税込)

私立恵堂学園に通う和泉七生は、2年生から特進クラスに編入を果たした。友人もでき、新しいクラスでもつつましく学園生活を送っていたが、ある日黒板に謎のQRコードが現れる。読み込むと、「ギン」という謎の人物による、櫛屋すみれへの過去のいじめを告発するという脅迫動画が映し出された。告発までの期間は約1か月。だが、同時にいじめに関するクイズも出題される。唯一の部外者である七生は探偵役を任命されるが、自分の過去の罪の意識から、復讐と贖罪の間でさまよい始める――。

【著者プロフィール】

1980年、茨城県生まれ。2013年に「第59回江戸川乱歩賞」受賞作『襲名犯』(応募時タイトル「「ブージャム狩り」)でデビュー。その他の著書に『レミングスの夏』『ペットショップボーイズ』がある。

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