『鉄のほころび 刑事花房京子』(香納諒一) 光文社
 発売:2024年08月21日 価格:2,090円(税込)

無人のはずの工場で爆発が起き男が死んだ。現場に残されたパソコンから、国際テロ組織の指示による爆弾製作中の事故の可能性が浮上。警視庁がその線で捜査を進める中、花房京子が男の遺留品を辿り接触したのは、元公安の犯罪評論家としてメディアを賑わす角松麻由子だった。だが、週刊誌が角松と男の繋がりをスクープし、事態は予想外の方向へ。手練と技巧が冴え渡る倒叙ミステリーシリーズ!

【著者プロフィール】

1963年、神奈川県生まれ。1990年に「影の彼方」で「第7回織田作之助賞」佳作入選を果たしたのち、1991年に「ハミングで二番まで」で「第13回小説推理新人賞」を受賞しデビュー。翌1992年に初の長編作品『夜の海に瞑れ』(単行本時タイトル『時よ夜の海に瞑れ』)を発表。1999年に『幻の女』で「第52回日本推理作家協会賞」を受賞。主な作品に「K・S・P(歌舞伎町特別分署)」シリーズ、「さすらいのキャンパー探偵」シリーズ、「刑事花房京子」シリーズ、「新宿花園裏交番」シリーズ、「川崎警察」シリーズ、近著に『川崎警察 真夏闇』『砂時計 警視庁強行犯係捜査日誌』などがある。

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