『箱庭クロニクル』 講談社
発売:2024年11月20日 価格:2,090円(税込)
発売:2024年11月20日 価格:2,090円(税込)
そこにひとつの戯画がある。家一軒ほどの大きさのタイプライターだ。(「ベルを鳴らして」)――邦文タイピストの少女がついた歴史を変える嘘や、禁書運動家の母親を持つ少女の始祖サンドで繋がれた絆、流行り病「ゾンビ」で親友を亡くした女性の不思議な一晩、などなど全6編を収録。前作『海岸通り』で芥川賞候補となった著者の最新作品集。
【著者プロフィール】
1984年、東京都生まれ。2020年に「リモート」で「第1回かぐやSFコンテスト」審査員特別賞、2022年に「嘘つき姫」で「第4回百合文芸小説コンテスト」大賞など、数々のコンテストでの受賞・入賞を経て、2024年に初の単著『嘘つき姫』を上梓。続く『海岸通り』で第171回芥川賞候補となり一躍注目を集める。本書収録の「ベルを鳴らして」で「第77回日本推理作家協会賞(短編部門)」を受賞。
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