『神よ憐れみたまえ』(小池真理子) 新潮社
 発売:2021年06月24日 価格:2,420円(税込)

私の人生は何度も塗り替えられた、あの一夜の出来事によって。昭和38年、三井三池炭鉱の爆発と国鉄事故が同日に発生し、「魔の土曜日」と言われた同じ夜に、両親を惨殺された12歳の黒沢百々子を待ち構える、暗く歪んだ悪夢。執筆に10年を要し、その間に母と最愛の伴侶を看取った著者が描く別離と再生の物語。書き下ろし大河ミステリ。

【著者プロフィール】

1952年、東京都生まれ。出版社勤務を経てフリーランスの編集・ライターとして活動し、1978年に発表したエッセイ集『知的悪女のすすめ』が大ヒットとなる。1985年に『第三水曜日の情事』で小説家デビュー。1995年に『恋』で「第114回直木賞」を受賞。近著に『死の島』『異形のものたち』など。

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