『友が、消えた』(金城一紀) KADOKAWA
 発売:2024年12月16日 価格:1,760円(税込)

高校の生物教師の言葉をきっかけに、仲間たちと周囲の不条理に立ち向かった南方。「殺しても死にそうにないから」という理由で「ザ・ゾンビーズ」と呼ばれていた彼らも、高校卒業を機にメンバーはそれぞれの道に進み、チームは解散。南方はある約束のために進学した大学でどこか物足りない日々を送っていた。そんな折、同級生から一家で行方不明となった友人・北澤の捜索を依頼される。胸に秘めていた本能を揺さぶられた南方の前に、学内最大のサークルを仕切るカリスマ志田、志田を狙う謎の女子、そして北澤を追う男たちが現れる。渦巻く思惑と予想外の真相に、南方は果敢に迫っていく。

【著者プロフィール】

1968年、埼玉県出身。1998年に「レヴォリューションNo.3」で「第66回小説現代新人賞」を受賞。2000年『GO』で「第123回直木賞」を受賞。その他の著書に『対話篇』『フライ,ダディ,フライ』『SPEED』『映画篇』『レヴォリューションNo.0』がある。脚本家としても活動し、原案から関わりドラマから映画へと展開された『SP 警視庁警備部警護課第四係』のシナリオ集も刊行されている。

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