『裏世界ピクニック7 月の葬送』(宮澤伊織) 早川書房
 発売:2021年12月16日 価格:858円(税込)

現実世界と背中合わせだが、実話怪談として語られる危険な存在が跋扈する<裏世界>。とある廃屋から通じる裏世界を発見した紙越空魚(かみこしそらを)と、裏世界で人探しをしていた仁科鳥子(にしなとりこ)、非日常に足を踏み入れてしまった2人の女子大生のサバイバルを描き、本年アニメ化も実現した人気シリーズ待望の新刊。初の長編となった前巻で、裏世界に関する記憶すべてを封じるネットロア〈寺生まれのTさん〉から逃れた空魚たち。いつもの学生生活に戻りかけたとき、鳥子が空魚に対して、ついに決定的な行動を起こす――!?

【著者プロフィール】

秋田県生まれ。2011年、『僕の魔剣が、うるさい件について』(角川スニーカー文庫)でデビュー。2015年、「神々の歩法」で「第6回創元SF短編賞」を受賞。制作プロダクション「冒険企画局」に所属し、「魚蹴」名義でTRPGのリプレイや世界設定も手がけている。2017年より開始した『裏世界ピクニック』シリーズが大ヒットし、コミカライズのほか、本年連続テレビアニメ化された。そのほかの作品に『そいねドリーマー』『迷宮キングダム 特殊部隊SASのおっさんの異世界ダンジョンサバイバルマニュアル!』など。

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