『存在しない時間の中で』(山田宗樹) 角川春樹事務所
 発売:2021年08月10日 価格:1,870円(税込)

宇宙の始まりやその仕組みを解き明かすべく、日夜研究に取り組んでいる天文数物研究機関に現れた謎の青年は、ホワイトボード23枚に及ぶ数式を書き残して姿を消した。誰も見たことのないその数式に隠された、人類の宇宙観を一変させかねない秘密。その数式はこの宇宙、そして世界の設計図を描いた何ものか=「神」ともいえる存在の可能性を示唆していたのだ。「神の存在」にアクセスを試みる人類。そして現実は大きく変わりはじめる――。『嫌われ松子の一生』『百年法』の著者が、生きることの根源的な意味を問う“いま読むべき物語”。

【著者プロフィール】

1965年、愛知県出身。1998年に『直線の死角』で「第18回横溝正史ミステリ大賞」を受賞しデビュー。2003年刊行の『嫌われ松子の一生』が、2006年の映画化・連続ドラマ化を気に大ヒット。2012年の『百年法』で、翌年「第66回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)」受賞。近著に『SIGNAL シグナル』『人類滅亡小説』『きっと誰かが祈ってる』など。

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