『死体の汁を啜れ』(白井智之) 実業之日本社
 発売:2021年08月30日 価格:1,870円(税込)

小さな港町、牟黒市。この街では、なぜか人がよく殺される。殺人事件の発生率は、南アフリカのケープタウンと同じくらい。豚の頭をかぶった死体。頭と手足を切断された死体。胃袋が破裂した死体。死体の腹の中の死体……。事件の謎を追うのは、推理作家、悪徳刑事、女子高生、そして深夜ラジオ好きのやくざというならず者たち。――デビューから一貫して、フリーキーでグロテスクな世界観の中でロジカルな推理劇が展開する作品を発表し続ける若き鬼才の最新作。

【著者プロフィール】

1990年、千葉県生まれ。2014年に「第34回横溝正史ミステリ大賞」最終候補作となった『人間の顔は食べづらい』でデビュー。近著に『ミステリー・オーバードーズ』『名探偵のはらわた』『そして誰も死ななかった』など。

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