『フィッシュボーン』(生馬直樹) 集英社
 発売:2021年09月03日 価格:1,870円(税込)

コミュニティから爪弾きにされた3人の少年。父親が暴力団組長の玉山陸人。虐待を受け児童養護施設で育った日高航。愛人殺しの罪で服役中の父親を持つ冲匡海。不遇な少年たちは誓った。「真逆の世界」を実現させると。やがてヤクザとなった3人は、1件の放火事件をきっかけに、地元・新潟にある大手製薬会社の社長令嬢誘拐計画を立てることになるが――。スリリングでいて痛いほどに切ない、注目の新進ミステリ作家最新作。

【著者プロフィール】

1983年、新潟県生まれ。2016年「夏をなくした少年たち」で「第3回新潮ミステリー大賞」を受賞。そのほかの著書に『偽りのラストパス』『雪と心臓』がある。

(Visited 166 times, 1 visits today)