一時は開催も危ぶまれた2020東京五輪も無事閉幕し、日本は史上最多となる58個のメダルを獲得、そのうち27個が金メダルという好成績を収めました。
開催前からメダル獲得の期待が高かった競技のひとつが「卓球」であり、その最右翼として最も注目を集めたのが水谷隼選手だったのではないでしょうか。4大会連続の五輪出場。特に前回のリオ五輪では、シングルスでは男女を通じて日本初となった銅メダルを獲得し、日本の卓球界を牽引してきた存在と言っても過言ではないでしょう。
そしてその期待通り、今回の東京五輪では伊藤美誠選手と組んだ混合ダブルスで見事金メダルに輝きました。
想像もつかないプレッシャーをはねのけて金メダルを獲得した、水谷さんのメンタルの強さ。その秘密の一端に触れることができる、最新著書『打ち返す力 最強のメンタルを手に入れろ』(講談社)が発売されました。

これまで卓球関連書籍の出版経験はある水谷さんが、初の一般向け書籍として上梓した本書。発売日である9月24日に行われた出版記念記者会見では、「決して生まれ持ってメンタルが強かったわけではなくて、いろいろな苦しい経験を経て強くなった」とご自身を評した水谷さん。その水谷さんが、卓球選手としての経験から掴んだすべてを詰め込んだというこの書籍は、いまなにかを抱え思い悩むことがある人に、きっとそれを乗り越える大きなヒントを与えてくれるはずです。

『打ち返す力 最強のメンタルを手に入れろ』(水谷隼) 講談社
 発売:2021年09月24日 価格:1,430円(税込)

2021年7月26日、ミックスダブルスで、中国を破り金メダルをもたらした卓球王・水谷隼。4大会連続でオリンピックに出場した輝かしい経歴の裏で、不正ラバー問題やケガ、目の不調、誹謗中傷といった多くの困難とも闘い続けてきた。逆境を乗り越えた著者が、激闘の内幕だけでなく、プロとしての稼ぎ方、人間関係のコツ、成果に繋がるプライベートの過ごし方、そして折れない最強のメンタルの養い方など「水谷流・人生を勝ちきるコツ」を明かす。「ビジネスマンの悩みに答えるQ&A」での独特な回答は必読。(出版社HPより)

【著者プロフィール】

1989年、静岡県生まれ。両親の影響で5歳から卓球をはじめ、14歳の時にドイツ・ブンデスリーガに卓球留学。青森山田中・高を経て、明治大学に進学。07年の全日本選手権で当時史上最年少の17歳7ヵ月で優勝し、その後シングルス5連覇を達成した。北京、ロンドン、リオ、東京と4大会連続でオリンピックに出場。リオオリンピックでは男子団体銀メダル、シングルスでは日本卓球史上初の銅メダルを獲得。東京オリンピックでは、伊藤美誠選手と組んだミックスダブルスで史上初の金メダル、男子団体でも銅メダルを獲得した。

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