『サマーゴースト』(乙一/著、loundraw/原案) 集英社
 発売:2021年10月29日 価格:1,430円(税込)

夏、使われなくなった飛行場で花火をすると姿を現すという女性幽霊の噂を信じて集まった高校生、友也・あおい・涼。ネットを通じて知り合った3人はその幽霊に聞いてみたかった。「死ぬって、どんな気持ちですか?」それを聞くべき理由が、3人にはあったのだ――。10代からイラストレーターとして活動し、近年ではアニメ、作詞、小説、漫画、と多彩なクリエイティビティを展開する俊英・loundrawが原案と初監督を務め、11月公開予定の同名の劇場アニメーションを、安達寛高名義で脚本を担当した乙一手ずから執筆したノベライズ作品。

【著者プロフィール】

乙一/1978年、福岡県生まれ。1996年に「第6回ジャンプ小説大賞」を受賞した『夏と花火と私の死体』でデビュー。2003年に『GOTH リストカット事件』で「第3回本格ミステリ大賞」を受賞。また2011年に中田永一名義で刊行した『くちびるに歌を』は、2012年に「第61回小学館児童出版文化賞」を受賞している。乙一名義以外にも、本名を含めた複数のペンネームを使い分けた執筆を行っており、それらが共著する形でのアンソロジー『メアリー・スーを殺して 幻夢コレクション』も発表している。近著に『小説 シライサン』『ダンデライオン』(中田永一名義)など。

loundraw/1994年、福井県出身。大学在学中からイラストレーターとして活動を始め、書籍『君の膵臓を食べたい』の装画やアニメ『月がきれい』のキャラクター原案などで注目を集める。2019年にアニメスタジオ「FLAT STUDIO」を設立。11月19日に初監督作品『サマーゴースト』が公開予定。また11月26日には本作の姉妹作にあたるオリジナル小説『一ノ瀬ユウナが浮いている』を発売予定。

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