『真夜中のマリオネット』(知念実希人) 集英社
 発売:2021年12月15日 価格:1,595円(税込)

殺した後、一晩かけて遺体をバラバラにする殺人鬼――通称「真夜中の解体魔」。婚約者を殺された救急医の秋穂は、深い悲しみを抱えながらもなんとか職場に復帰をしたところだった。そこに運ばれてきたのは、交通事故で重傷を負った美少年・涼介。無事、命を救うことができたが、手術室を出た秋穂に刑事が告げる。「彼は『真夜中の解体魔』だ」と――。衝撃のクライマックスに、きっとあなたは絶叫する。医師という本業と並行して、本年も精力的に作品を発表し続けた著者が、2021年最後に贈る究極のクライムサスペンス。

【著者プロフィール】

1978年、沖縄県生まれ。高校生のときに作家・鮎川哲也が編者を務める公募アンソロジー『本格推理』に本名で投稿し、掲載される。2004年に医師国家試験に合格し、医師として勤務する傍ら本格的に執筆活動を始め、2011年に「第4回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」を受賞し、改題の上『誰がための刃 レゾンデートル』で翌年デビュー。代表作に「天久鷹央の事件カルテ」シリーズ、「仮面病棟」シリーズ、また近著に『久遠の鑑―天久鷹央の事件カルテ―』『硝子の塔の殺人』『傷痕のメッセージ』など。

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