『雌伏三十年』(マキタスポーツ) 文藝春秋
 発売:2022年03月23日 価格:1,870円(税込)

1988年、山梨から野望を抱いて上京した臼井圭次郎は、紆余曲折の末に仲間とバンドを結成する。しかしなかなか売れず、結局バンドは空中分解。おまけに女性関係や家族との間にもトラブル頻出。八方ふさがりの圭次郎に未来はあるのか⁉ ――1980年代から2000年代にかけての懐かしのヒット曲もふんだんに盛り込まれ、当時を象徴する実在の人物も描かれる、サブカル青春漂流記。

【著者プロフィール】

1970年、山梨県出身。28歳でお笑い芸人としてデビューし、ミュージシャン、文筆家、俳優としても幅広く活躍中。2012年には出演映画『苦役列車』で「ブルーリボン賞新人賞」「東京スポーツ映画大賞新人賞」を受賞している。2010年に、ラジオ番組の書籍化『東京ポッド許可局 文系芸人が行間を、裏を、未来を読む』(プチ鹿島、サンキュータツオ、みちとの共著)を発表後、2012年には本名の槙田雄司名義で『一億総ツッコミ時代』を刊行。その後も『すべてのJ-POPはパクリである〜現代ポップス論考』『バカともつき合って』(西田二郎との共著)などを発表。今回、初の小説作品として本書を上梓する。

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