『祝祭の子』(逸木裕) 双葉社
 発売:2022年08月18日 価格:1,760円(税込)

かつて、宗教団体〈褻〉のトップ・石黒望は、子供たちに命じ信者らを殺害する。殺人を犯し生き残った子供は〈生存者〉と呼ばれ、その存在は多くの議論を呼んだ。時が経ち、生存者のわかばは警察に石黒の遺体が発見されたと聞くが、その後何者かに襲われる。共に暮らした仲間と再会するが彼らもまた被害に遭っていた――。ミステリー界注目の作家が贈る、新境地!

【著者プロフィール】

1980年、東京都生まれ。2016年に「虹になるのを待て」で「第36回横溝正史ミステリ大賞」を受賞し、『虹を待つ彼女』と改題のうえデビュー。2022年に「スケーターズ・ワルツ」で「第75回日本推理作家協会賞(短編部門)」を受賞した。その他の著書に『少女は夜を綴らない』『星空の16進数』『電気じかけのクジラは歌う』『銀色の国』『空想クラブ』、近著に『風を彩る怪物』『五つの季節に探偵は』(「スケーターズ・ワルツ」収録)がある。

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