『あの子とQ』(万城目学) 新潮社
 発売:2022年08月18日 価格:1,760円(税込)

吸血鬼の一族である嵐野家。現代の吸血鬼は、人の血など吸うことなく人間社会に溶け込んで生きている。そういうわけで嵐野家のひとり娘・弓子も普通の女子高生ライフを送っていたのだが、それはある朝、突然破られた! 弓子の前に「Q」と名乗るトゲトゲのばけものが現れ、弓子が17歳の誕生日を迎えるまでの10日間、人の血を吸わないか監視しにきたと言う。それが弓子の試練と冒険の幕開けだった……!?

【著者プロフィール】

1976年、大阪府生まれ。2006年に『鴨川ホルモー』で「第4回ボイルドエッグズ新人賞」を受賞しデビュー。2007年に発表された続く第2作『鹿男あをによし』は翌2008年に連続ドラマ化された。2009年には『鴨川ホルモー』も映画化され、同年に刊行され後に映画化される『プリンセス・トヨトミ』で「咲くやこの花賞」を受賞。また2014年には『偉大なる、しゅららぼん』が映画化、2020年には『バベル九朔』が連続ドラマ化されている。その他の著書に『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』『とっぴんぱらりの風太郎』『悟浄出立』『パーマネント神喜劇』、近著に『ヒトコブラクダ層ぜっと』などがある。

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