お笑いコンビAマッソのネタづくり担当、加納愛子さんの初小説集『これはちゃうか』が河出書房新社より11月23日に発売されます。
発売:2022年11月23日 価格:1,540円(税込)
本作は文芸誌『文藝』に掲載した4篇に、書下ろしを2篇加えた、全6篇の短編小説集。「文藝」掲載作品には、「さすがオチがすごい」「抜群に心地よい気持ち悪さ」「“今”を感じる距離感」「最高のフレーズにマーカー引きまくった」と熱のこもった感想が寄せられ、今回の刊行が持ち望まれていました。
初エッセイ集『イルカも泳ぐわい。』では類稀なる文才を現し、発売即日重版、その後も版を重ねました。つねに時代の最先端で笑いをつくり続ける著者が、文章のみで立ち上げるフィクションに一体どう挑むのか、ご注目ください。
【内容紹介】
Aマッソ加納、初の小説集! 終わりのないおしゃべり、奇想天外な町、日常から一歩はみ出したホラー、変化球のハートウォーミング――“意味”も“救い”も“共感”もあるやらないのやら、全6篇の陽気な作品集。
■収録作品(初出掲載誌)
「了見の餅」(書き下ろし)/同じアパートに住む友人が元気ないっぽい
「イトコ」(文藝2021年春季号)/イトコという存在の不思議についてバズり記事書きたい
「最終日」(文藝2021年夏季号)/美術展の最終日に駆け込んでマウントとってくる奴
「宵」(文藝2021年秋季号)/映画研究会の言い伝え、〆切間近になると現れる怪奇
「ファシマーラの女」(文藝2021年冬季号)/駅がいっぱい生えてくる変な町で
「カーテンの頃」(書き下ろし)/失った両親の友人“にしもん”と二人暮らし
本書の刊行にあたり、多岐にわたる分野で活躍する、ロックバンドOKAMOTO’Sのハマ・オカモト氏、『おいしいごはんが食べられますように』で第167回芥川賞を受賞した作家の高瀬隼子氏が推薦の言葉を寄せています。
また、加納さん本人は、「元気がないときに手に取ったり、共感や救いを求めたりしないで、元気があるときに余力で、クッキーこぼしながら読んでほしい」と、脱力感あふれる意気込みを見せています。
刊行時にはイベントが複数予定されており、詳細は近日発表の予定です。
【書誌情報】
書名:これはちゃうか
著者:加納愛子
仕様:四六判上製/192ページ
発売予定日:2022年11月23日(水)
税込予価1,540円(本体1,400円)
ISBN:978-4-309-03081-4
装画:HOHOEMI
装丁:森敬太(合同会社 飛ぶ教室)
【著者プロフィール】
加納愛子(かのう・あいこ)/1989年、大阪府生まれ。2010年に幼馴染の村上愛とお笑いコンビ「Aマッソ」を結成。Aマッソのネタ作りを担当。2022年に開催されたAマッソ第9回単独ライブ「与、坐さうず」では初の3都市ツアーを完走。「THE W 2021」準優勝。「Webちくま」にてエッセイ『何言うてんねん』、「小説新潮」にてエッセイ『行儀は悪いが天気は良い』連載中。初の著書エッセイ『イルカも泳ぐわい。』は発売即日重版、現在もロングセラーとなっている。「ベスト・エッセイ2022」には、「オール讀物」2021年5月号で発表した自身の作品「大人への扉を開けたのは」が選出。「文學界」2022年3月号では初の中編小説『黄色いか黄色くないか』を発表。2022年7月に放送されたNHK「お笑いインスパイアドラマ ラフな生活のススメ」では初のドラマ脚本を手がけた。
※本稿は、下記のプレスリリースを参考に作成いたしました。 Aマッソ加納、初の小説集『これはちゃうか』11月23日発売決定!|河出書房新社のプレスリリース (prtimes.jp)