『百合小説コレクション wiz』(櫛木理宇、斜線堂有紀、深緑野分、宮木あや子ほか) 河出書房新社
 発売:2023年02月07日 価格:1,100円(税込)

実力派作家による書き下ろしと、『コミック百合姫』とpixivによる「百合文芸小説コンテスト」発の新鋭が競演する、女性同士の想いを描いた珠玉のアンソロジー。[収録作品(作家五十音順)]「悪い奴」(アサウラ)、「あの日、私たちはバスに乗った」(小野繙)、「パンと蜜月」(櫛木理宇)、「嘘つき姫」(坂崎かおる)、「選挙に絶対行きたくない家のソファーで食べて寝て映画観たい」(斜線堂有紀)、「魔術師の恋その他の物語(Love of the bewitcher and other stories.)」(南木義隆)、「運命」(深緑野分)、「エリアンタス・ロバートソン」(宮木あや子)

【著者プロフィール】

アサウラ 1984年生まれ。2006年に『黄色い花の紅』でデビュー。代表作に『ベン・トー』シリーズなど。近著に『リコリス・リコイル Orginary days』。/小野繙 1996年生まれ。本作にて「第4回百合文芸小説コンテスト」河出書房新社賞受賞。/櫛木理宇 1972年生まれ。2012年に『ホーンテッド・キャンパス』でデビュー。代表作に同シリーズ、『死刑に至る病』『鵜頭川村事件』など。3月に『業火の地』『虜囚の犬』を刊行予定。/坂崎かおる 1984年生まれ。本作にて「第4回百合文芸小説コンテスト」大賞受賞。/斜線堂有紀 1993年生まれ。2017年に『キネマ探偵カレイドミステリー』でデビュー。代表作に『楽園とは探偵の不在なり』『君の地球が平らになりますように』など。3月に『回樹』を刊行予定。/南木義隆 1991年生まれ。2019年に「月と怪物」(アンソロジー『アステリズムに花束を 百合SFアンソロジー』収録)でデビュー。近著に『蝶と帝国』。/深緑野分 1983年生まれ。2010年に「オーブランの少女」でデビュー。同作を表題とした短編集を2013年に刊行した。2016年の『戦場のコックたち』、2019年の『ベルリンは晴れているか』、2022年『スタッフロール』がそれぞれ直木賞候補となっている。/宮木あや子 1976年生まれ。2006年に「花宵道中」でデビュー。代表作に『雨の塔』『校閲ガール』シリーズ、『ヴィオレッタの尖骨』など。

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