『猫の目を借りたい』(槇あおい) 双葉社
 発売:2023年02月15日 価格:770円(税込)

30歳の島村千鶴は、倒れて入院した叔父の桔平からしばらく家に住んで飼い猫・ユキの世話をしてほしいと頼まれる。なんとユキにはあの世とこの世を繋ぐ能力があるという。死者はユキの身を借り、その目に姿を現し、ユキが瞬きを7回する間、大切な誰かと対面することができる。突然死した老弁護士が妻と。殉職した消防士がたったひとり残した妹と。毒親に育てられた男が、実の母のように接してくれた大家さんと。それぞれの心残り解消のために、叔父から〝 仲介役〟を引き継いだ千鶴が奮闘する!

【著者プロフィール】

2019年より、『白星にぎり』からはじまる、神田で父・千吉と飯屋を切り盛りするおはるの成長を描いた「神田まないたお勝手帖」時代小説シリーズ4作品を発表。

(Visited 165 times, 1 visits today)