『伏龍警視・臣大介』(神野オキナ) 小学館
 発売:2023年05月02日 価格:1,001円(税込)

警視庁から沖縄県警に移って半年、沖縄県警管理官の臣大介警視は娘・雪乃を迎えに行っていた先で火災に遭遇する。沖縄の学校に存在する「姉妹制度」によって、日本最大与党の衆議院議員を父に持つ多和多華那と姉妹関係を結んだ雪乃はその日、14歳になった「姉」華那の誕生日を兼ねたパーティに参加していた。雪乃たちの救出中に、大介は思いがけなく刺殺体を発見してしまう。被害者は有名経済系文化人・新堀兵衛の「金庫番」井上幸治だった。時を同じくして突然死した捜査一課長の後任として、大介は現場の指揮に当たるが、馴染みのない沖縄独自の風習が壁となって大介の前に立ち塞がる――。

【著者プロフィール】

1970年、沖縄県生まれ。1999年に「かがみのうた」で「第1回ファミ通エンタテインメント大賞小説部門」佳作を受賞。同年に『闇色の戦天使』でデビュー。ライトノベルを中心に幅広く執筆活動を行い、2003年から2015年まで全20巻が刊行された『あそびにいくヨ!』はドラマCD・ゲーム・コミカライズ・アニメ化と大きくメディアミックス展開がされた。そのほか「南国戦隊シュレイオー」シリーズ、「疾走れ、撃て!」シリーズ、「ぷりんせす・そーど」シリーズなど代表作多数。近年ではアクション、サスペンス小説の執筆も多数手がけ、2018年の『カミカゼの邦』は「第20回大藪春彦賞」の候補となっている。近著に『エレウシス・プラン』ほか「警察庁私設特務部隊KUDAN」シリーズ、『国防特行班E510』などがある。

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