『それは誠』(乗代雄介) 文藝春秋
 発売:2023年06月29日 価格:1,870円(税込)

修学旅行で東京を訪れた高校生たちが、自由行動の1日を使って、コースを外れた小さな冒険を試みる。かれらはなぜそこへ向かうのか――その1日の、なにげない会話や出来事から、生の輝きが浮かび上がり、えも言われぬ感動がこみ上げる名編。第169回芥川賞候補作に選ばれたいま最も期待を集める作家の最新中編小説。

【著者プロフィール】

1986年、北海道生まれ。2015年に「第58回群像新人文学賞」を受賞し、受賞作『十七八より』でデビュー。2018年に『本物の読書家』で「第40回野間文芸新人賞」を受賞。2019年の「最高の任務」、2020年に「旅する練習」、2021年に『皆のあらばしり』と3度芥川賞の候補となり、本書で4度目のノミネートを受けている。また2021年に書籍刊行された『旅する練習』は「第34回三島由紀夫賞」および「第37回坪田譲治文学賞」を受賞している。その他の著書に『ミック・エイヴォリーのアンダーパンツ』『掠れうる星たちの実験』、近著に『パパイヤ・ママイヤ』がある。

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