『カモナマイハウス』(重松清) 中央公論新社
 発売:2023年07月20日 価格:1,980円(税込)

不動産会社で空き家のメンテナンス業に携わる孝夫。両親の介護を終えた妻・美沙は、瀟洒な洋館で謎の婦人が執り行う「お茶会」に参加し、介護ロスを乗り越えつつあった。しかし、空き家になっている美沙の実家が、気鋭の空間リノベーターによって遺体安置所に改装されようとしていることを知り……。元戦隊ヒーローの息子・ケンゾー、ケンゾーを推す70代の3人娘「追っかけセブン」など、個性豊かな面々が空き家を舞台に繰り広げる涙と笑いのドラマ、ここに開幕!

【著者プロフィール】

1963年、岡山県生まれ。1991年『ビフォア・ラン』でデビュー。1999年に『ナイフ』で「第14回坪田譲治文学賞」を、『エイジ』で「第12回山本周五郎賞」をそれぞれ受賞。2000年には『ビタミンF』で「第124回直木賞」を受賞。2010年『十字架』で「第44回吉川英治文学賞」、2014年『ゼツメツ少年』で「第68回毎日出版文化賞」も受賞している。『定年ゴジラ』『カカシの夏休み』『流星ワゴン』『疾走』『とんび』『ファミレス』『木曜日の子ども』『ひこばえ』『ルビィ』『ハレルヤ!』『かぞえきれない星の、その次の星』『答えは風のなか』『はるか、ブレーメン』など著書多数。

(Visited 116 times, 1 visits today)