『球形の囁き』(長岡弘樹) 双葉社
 発売:2023年08月18日 価格:1,540円(税込)

45万部超のヒット作となった短編集『傍聞き』の表題作で、主人公を務めたシングルマザー刑事の啓子と、一人娘の菜月。その後、やはり短編集『赤い刻印』表題作、連作短編集『緋色の残響』と続いた母娘シリーズの最新短編集。新聞記者になることが将来の夢だった小六の菜月が高校生、大学生となり、そして夢を叶えたなかで数々の事件に遭遇する。母娘の際立つ推理力が導き出した、難事件の真相とは?

【著者プロフィール】

1969年、山形県出身。2003年、「真夏の車輪」で「第25回小説推理新人賞」を受賞。2005年、初書籍となる『陽だまりの偽り』を刊行。2008年、「傍聞き」で「第61回日本推理作家協会賞(短編部門)」を受賞。2013年より、風間公親を主人公とする「教場」シリーズを開始。同作は2度のスペシャルドラマを経て、本年4月に連続ドラマ化された。その他の著書に『つながりません スクリプター事件File』『幕間のモノローグ』『巨鳥の影』、近著に『新・教場』『殺人者の白い檻』などがある。

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