『今宵、嘘つきたちは影の幕をあげる』(紅玉いづき) ポプラ社
 発売:2023年09月05日 価格:836円(税込)

首都・東京を襲った大地震から1年後、経済特区・湾岸カジノに街を象徴する少女サーカスが誕生。その開発の際、『正徳会』グループの建設現場で責任者が自殺した。父子家庭で育ち、天涯孤独となったその娘・マリナは自殺の真相を探るうち、少女サーカスの団員募集を知る。やがて空中ブランコ乗りを目指す中で、彩湖と杏音というかけがえのない仲間と、カジノ特区で多大な権力を持ちながらサーカスに反対する男――『生徳会』代表・鷲塚と出会う。底の見えないこの男が握る真実とは……。同じ世界観で描かれ、2013年に『ブランコ乗りのサン=テグジュペリ』のタイトルで刊行された『今宵、嘘つきたちは光の幕をあげる』も同時刊行!

【著者プロフィール】

1984年、石川県生まれ。2006年に「第13回電撃小説大賞」を受賞し、翌2007年に受賞作『ミミズクと夜の王』でデビュー。その他の著書に「ようこそ、古城ホテルへ」シリーズ、「サエズリ図書館のワルツさん」シリーズ、「大正箱娘」シリーズ、「悪魔の孤独と水銀糖の少女」シリーズ、『MAMA』『雪蟷螂』『ガーデン・ロスト』『毒吐姫と星の石』『青春離婚』『あやかし飴屋の神隠し』『現代詩人探偵』『進撃の巨人 果てに咲く薔薇』『15秒のターン』などがある。

(Visited 159 times, 1 visits today)